2012年6月13日、ジャカルタ- インドネシア共和国商業省は、2012年17-21日トレードエキスポインドネシアを恒年通りジャカルタ・クマヨラン国際展示会場にて開催する。テーマ「注目すべきインドネシアと貿易を」と掲げ、国民が誇る多種な付加価値輸出製品が一堂に出展される。その他、国際レベルに準じた人材サービス製品も多様にPRされる。
第27回目となる当展示会は、輸出促進を目的とし政府が継続的に行っているプログラムであり、世界各国の経済にも貢献してきたと言える。ギタ ウィルジャワン商業省大臣は、「本年度の当展示会開催は、現在までの輸出相手国への更なる輸出向上の目的と同時に、アジア、アフリカ、中東や南米と言った新規輸出相手国の市場の多様性に対する、向上目的でもある。」と語る。
輸出は、インドネシア国民にとってもナショナルブランドを確立するにあたり大変重要な位置を占める。世界に名高い高品質製品は、優れた技術、デザイン、イノベーションかつクリエーティヴさを兼ね揃え、製品の競争力自体を強化させる事が必須となるからである。
また商業省大臣は、本国政府は本展示会を、国内優秀製品が一斉に並ぶ恒年の国際展示会の議題として掲げる意向であると語る。また輸出振興庁を通し、インドネシア商業省は企画、実施から最終評価に至るまで完全な道筋を立て、サービス向上に役立てている。これは同時に展示会の質を高め、貿易商談とインドネシア製品のナショナルブランドイメージを定着・向上の意味でもある。
輸出振興庁長官グスマルディ ブスタミは、「本年度は、60,000平方メートルの広さの会場において約2,000社の企業が出展し、6,000名の海外からのバイヤーの来場を見込んでいる。」と話す。
また開催に向け、潜在的かつ見込みのあるバイヤーを呼び込むため、各国のインドネシア大使館商務部並びにインドネシア貿易振興センターと協力を行っている。
本展示会の開催の他に、貿易&投資フォーラム、ワン・オン・ワンビジネスミーティング、ビジネス診断、また会社訪問を実施予定である。
また商業省は、国際トレードセンター(ITC)ジュネワと協同で世界輸出開発フォールム(WEDF)2012を、2012年10月15-17日にジャカルタで開催予定をしている。
‘成長マーケットランキング, グローバルトレードにおいての新波’をテーマに、50カ国並びに国内から総勢約400名の、世界を跨ぐ貿易を行うビジネスマンが集まる。またWEDFの来場者は、総合的に見る経済の潜在性、各国とのビジネスネットワークの構築についての協議を行う以外に、ビジネスマッチングの参加また展示会の視察も行う。
本年度の展示会においての重要プログラムでもあるプリマニヤルタ賞の贈呈式では、輸出功労賞、グローバルブランドの確立における功労賞、中小企業賞、輸出健闘者賞の4つのカテゴリーに分けられ、各受賞者に送られる。
‘プリマニヤルタ賞贈呈式は、インドネシア政府が有力で競争力のある輸出企業に対して感謝の意を示すと同時に、更に良い製品やサービスを生み出す原動力となり、最終的には、非石油ガス製品の輸出を押し出すものとなる’と、大臣は話す。
本展示会では自動車部品、カカオ、コーホー、パームオイル、電化製品、フットウェア、家具、ゴム、ゴム製品、テキスタイル、既製服、エッセンシャルオイル、工芸品、漢方薬、宝飾品、皮革・皮革製品、加工食品、農業品、建築材、化学品、飲食品、家庭用品、ガラス製品、紙製品、スポーツ用具などが展示される。
その他、主要・潜在製品として教育された人材、鉱山、銀行、保険などサービスを案内するコーナーも併設される。
トレードエキスポインドネシア2012概要
本展示会は、ビジネス対ビジネスを目的とした国際展示会で、国内の製造メーカーと国外からのバイヤーを繋ぐ役割を果たし、国内外のバイヤーに期待されるべき優秀な国内の製品が展示される。
本年度で第27回を迎えたこの展示会は、以前「インドネシア輸出製品展示会(PPE)」の名で1985年に開会されたのが始まりで、2006年になり前商業省大臣の任期の際に、「トレードエキスポインドネシア」に改名された。
本展示会は、質が高く、国際規格に準じた展示会であると同時に、インドネシア非石油ガス製品の輸出にも大きく貢献していると言える。
付加価値のある競争力に優れた輸出製品が出展される国際レベルのトレードフェアが更に確証されることを願っている。
情報源:商業省輸出振興庁